KICメールマガジン

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** 2011.5.6 発行 第58号 ******************

世界各地のみなさま、こんにちは。
KIC(金光教国際センター)のメールマガジンをお届けします。
KICならではの情報をお楽しみください。

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 KICの高橋真男です。東日本大震災により、亡くなられた御霊様の立ちゆきを願い、被災されたすべての人々へ心よりのお見舞いを申し上げます。
 先日、「2005年のハリケーン被害の時に日本から受けた支援への恩返しに」と、ジャズ発祥の地・米国ニューオーリンズから、被災して楽器を失った気仙沼市のジュニアジャズオーケストラへ楽器が贈られたというニュースがありました。小学5年〜中学3年の子ども達によって構成されているこのオーケストラは、真新しい楽器を手に、コンサートを開きました。演奏する子ども達も聴衆もお互い、どれほど元気をもらったことでしょう。これからも、人々の生きる力となるうれしい出来事が増えていくことを願ってやみません。
 では、KICメールマガジン第58号をお届けします。
 
■INDEX

  【1】お知らせ&ニュース
      
     ◇本部研修生カルロス・フェデリッコ・
ハッセルマン・マルチンスさんがKICで研修◇
        
  【2】金光(きんひか)る道をたどって
     「KCNA金光ユースキャンプ」          
      ステファニー・レイトさん(カナダ・トロント教会信徒)
  【3】サプライズ異文化
     「パーティーの開始時間が…」
      中川智胤さん(新潟県在住)
  
  【4】Go Go Konglish!
     「神の氏子」

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【1】お知らせ&ニュース

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◇本部研修生カルロス・フェデリッコ・
ハッセルマン・マルチンスさんがKICで研修◇
 本部研修生カルロス・フェデリコ・ハッセルマン・マルチンスさんが、5月16日〜20日まで、KICで研修を受けます。詳細は、ホームページで後日、紹介します。
  
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【2】金光(きんひか)る道をたどって
  「KCNA金光ユースキャンプ」
ステファニー・レイトさん(カナダ・トロント教会信徒)

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 北米にある金光教の教会の数は多くはありません。また教会同士が離れているので、他の教会の信奉者と知り合いになるのが難しいのです。1992年、若者に同じ年頃の信奉者と出会う機会をつくるために、金光ユースキャンプは開催されるようになりました。13歳〜18歳の信奉者を対象に、KCNA(北米区域)カンファレンスの前の4日間、毎年行われています。
 金光ユースキャンプには2つの大きな目的があります。一つは、若い信奉者に金光教について教え、信心を育てることです。彼らは私たちの未来ですから、これはとても重要なことです。もし次の世代に信心を伝えなければ、私たちがいなくなった時、金光教は途絶えてしまうでしょう。参加者は講義やグループディスカッション、ゲームなど様々な方法で信心について学びます。講義とグループディスカッションは理解しやすい方法で、毎日の生活の中でどのように信心を実践するのかを示すよう工夫して行われます。ゲームは、信心実践で大切なことをテーマにします。例えば「辛抱」というテーマのゲームは、一人の人が頭の上にペットボトルをのせます。そして、周りの人が笑わせたりするのを「辛抱」して落とさないようにするのです。
 これらのゲームは、参加者同士の永遠の絆を作るという二つ目の目的にも役立っています。ユースキャンプの間に築かれる友情はとても大切です。なぜなら、先に指摘したとおり、KCNAの教会は散在しており、ほとんどの教会には若い信奉者がそんなに多くいるわけではありません。ユースキャンプは、参加者に信仰を共にする人たちの大きなネットワークを与えているのです。ディスカッションや自由時間でさえ、参加者がお互いをよく知ることができるようになっています。
 ほとんどのユースキャンプ卒業生が、若い時のこの友情がどんなに大切であったか、そして今も大切であるかを教えてくれるでしょう。その証拠に、18歳〜23歳対象のヤングアダルトセミナー開催の元となったのは、ユースキャンプで築かれた友情なのです。
 神の絶え間ないおかげを頂きながら、金光ユースキャンプはKCNAの若い信奉者を助け続けるでしょう。(原文英語)

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【3】サプライズ異文化
  「パーティーの開始時間が…」
中川智胤さん(新潟県在住)

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私がニュージーランドにいた時に通っていた、語学学校の授業での話です。
私は英語を勉強するため、3カ月間ニュージーランドにある語学学校に通いました。その授業の中で、国や文化による時間のとらえ方の違いというものがありました。同じクラスには、様々な国から来た人がいましたが、ある時授業の中で、
「パーティーなどで、開始時間が7時だった場合、何時に行くか」
という話になりました。私はその時、国によって考え方が全く違う事に驚きました。
ある人は、「1時間前。なぜなら一緒に手伝ってあげないと失礼だから」といい、またある人は、「2時間後。なぜならそんなに早く集まっても相手に迷惑がかかるから」、「30分後、1時間後でしょう」
というのです。
一般的な日本人の感覚で言えば、決められた時間の5分や10分前に来るのが普通ではないでしょうか?ましてや、パーティーが始まって1時間後にやってきたらどうでしょう。おそらく失礼になるところですが、他国では全く逆の事になってしまったりするようです。 
日本での常識が、海外では全く通用しないことってあるのですね。皆さんも、海外でパーティーに招待された時には気をつけましょう!笑

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【4】Go Go Konglish!
  「神の氏子」

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 教祖様は「人間は神の氏子である」とおっしゃいました。これは、人間すべてが等しく、神の恵みや慈しみを受ける存在であるという意味が含まれています。「天地金乃神はこの世の親神じゃによって、天地金乃神に信心しておるからというても、せぬからというても、天地の間に住みはい(生活)しておるうえは、天地金乃神の氏子に相違はないぞ。(御理解V尋求教語録32-1)」つまり、あらゆる人間が神の氏子なのです。 この「神の氏子」を英訳教典では、Kami’s children(神様の子ども)と訳しています。また、同義語で「神のいとし子」はKami’s beloved childrenと訳しています。ちなみに、「親神」はParent Kamiです。
教祖様は、神と人間の相互に支え合い、補い合い、愛し合う関係を親子に例えられたのです。
  
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■編集後記
 東日本大震災によってもたらされた甚大な被害の復旧・復興には、長い時間が必要です。今も、たくさんの人々が、何か役に立つことはないかと考え、行動してくださっています。号外でお知らせしたとおり、世界中の人々も日本のことを思ってくださっています。しかしまだ、復旧・復興は始まったばかり。これからも長い目で被災地を見、人々に思いを寄せることを忘れず、立ちゆきを祈り願い続けていきたいと思います。 次回の担当は、越智所員です。

■次回配信予定:2011年7月1日

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