KICメールマガジン
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** 2007.11.5 発行
第36号 *****************
世界の各地のみなさま、こんにちは。
KIC(金光教国際センター)のメールマガジンをお届けします。
KICならではの情報をお楽しみ下さい。
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2、3年前は「家具作って飯食っていこう」なんてことを本気で考え
ていた、国際センター研修生の楠木信浩(くすきのぶひろ)です。
11月を迎えKICでの研修も残りわずかとなりました。ちょうど5年
前のこの時期に、私は家具の世界の門をくぐり師匠に弟子入りしたの
を思い出します。標高1300メートルの山奥の寒さと師匠を前にし
た緊張感は、今でも忘れられないものとなっています。みなさんは、
この季節に何を思い出すのでしょうか?
それでは、KICメールマガジン36号をお届けいたします。
■INDEX
【1】ニュース
◇第5回世界布教報告会のお知らせ◇
◇南米から教師2名来所◇
◇金光教イギリス集会を開催しました◇
【2】金光(きんひか)る道をたどって
「陽はまた昇った」
松田斎二郎さん(ハワイセンター所長)
【3】サプライズ異文化
「動物園の楽しみ方の色々」
由布節子さん(熊本県在住)
【4】Go Go Konglish!
めぐり
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【1】ニュース
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◇第5回世界布教報告会のお知らせ◇
国際センターは、世界布教の現場で得た経験を広く教内で共有してい
くことを願って、2003年より、布教功労者報徳祭にあわせて、世界布
教報告会を開催しております。
◇南米から教師2名来所◇
10月23日にビリグイ教会長・末永建夫氏、24日にアスンシオン活動セ
ンター所員・岩井良一氏が来所しました。
◇金光教イギリス集会を開催しました◇
国際センターは、10月12日から18日にかけて、イギリス出張を
実施しました。教会の無い地域に在住する信奉者の信心のサポートと、
現地での布教活動の展開を図るために、毎年スタッフを派遣していま
す。この度の出張では、ロンドン市内で集会を実施したほか、日本宗
教を研究するロンドン大学とマンチェスター大学の学者とも懇談を行
いました。
これらの記事の続きはコチラ↓↓
http://www.konkokyo.or.jp/eng/kic/php/blog/index.php
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【2】金光(きんひか)る道をたどって
「陽はまた昇った」 松田斎二郎さん(ハワイセンター所長)
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ハワイセンターは、6月中旬、次代を担う青少年育成に加え、家族
の絆を深めることを目的に、マウイ島において2泊3日のファミリー・
キャンプを開催した。
常夏の島ハワイ。しかも夏真っ盛りの季節。参加者の誰もが、準備
の段階で、革ジャンやダウンジャケット、厚手のセーターや毛布をつ
め込むことを想像しなかっただろう。そう、今年の目玉は、ハレアカ
ラ山で日の出を拝むことであった。
当日、起床はなんと午前2時。前夜は興奮でまんじりともしない。
眠いが、遅れをとることは許されない。3台のバンに分乗し、いざ出
陣。標高3,050メートルの頂上までは、車でもキャンプ場から3時間近
くかかる。頂上では、駐車場を確保できる保証もない。「われ先に」
と、いいスポットを狙う競争相手が多いのだ。途中休憩をとりながら
進むが、追い越して行く車がやけに気になる。
山道に入ると、外は真っ暗闇。外灯などない。気温は一気に下がり、
頂上に着く頃には10℃以下となる。「10℃程度なら大した事ない」と
思うのが第一感だが、なんせ真夏から真冬への急降下である。風もめ
っぽう強い。体感温度は軽く氷点下だ。このための冬装備であった。
幸い、時間通りに到着し、すでに先着もいたが、私たちに差し支えは
なかった。
強風と寒さにガタガタ震えながら、真っ暗闇の空を見つめること約
30分、ついに地平と空とを切り裂く真っ赤な光が差した。太陽がそ
の姿を見せはじめたのである。英語で夜明けのことを"crack of dawn"
と言うが、まさに「闇を切り裂く光」であった。大空を真っ赤に染め
ながら太陽が昇っていく。その荘厳さは言葉では言い表せない。黙っ
てその一瞬一瞬を見つめ続けた。
そして日の出のご祈念。ミニ教話は、私の担当である。この感動の
前では、何を話しても薄っぺらい。ありきたりだと思ったが、意を決
し、話した。
「たとえ私たちが真っ暗闇の中でガタガタ震えている時でも、太陽
は地球のどこかを照らし続け、働き続けて下さっている。神さまも同
じで、いつも一緒。どんなに淋しくても、辛くても、その闇はいつま
でも続かない。陽はまた昇る。今日のように」。
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【3】サプライズ異文化
「動物園の楽しみ方の色々」 由布節子さん(熊本県在住)
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中国の広州動物園での面白い体験をご紹介させて頂きます。郊外に
あり、非常に広大な公園の中の動物園。中国ならでは、一番の売りの
パンダちゃんは、日本の「ガラス越し」とは違い、檻越しで見ること
が出来ます。運が良ければ、檻の外で遊ぶ姿を見られることも。それ
よりも仰天したのは、馬車ならぬ「犬車」。犬が、人を乗せた籠を引
いて歩き、それを必死で写真撮影しているお連れの方たちの姿が、目
を引きました。愛犬家協会の方には、許しがたいことかもしれません
が、お国が変われば常識も変わるもの。「ペット原則禁止」の現代中
国を象徴しているのでしょうか…?
入園料とは別料金が必要な、犬と遊べる「犬舎」と書かれた1画が
あったのですが、日本のペットショップにいるお洒落な外国犬などは
おらず、雑種ばかり。しかも、暑さのせいか、皆、だれていました。
園内には、結構な客席数に囲まれたステージがあり、ドッグショーで
また雑種犬が登場しました。私には、犬が繋がれてうなだれているだ
けにしか見えませんでしたが、現地の人は、興奮気味で写真撮影。動
物見物だけではなく、公園の大自然を家族連れで楽しむ現地の方々も
見掛けました。
ハイテク、ハイスピードの乗り物を順番待ちする忙しい遊園地では
味わえない、のんびりほのぼの、昔に戻ったような気分になれた動物
園でした。
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【4】Go Go Konglish!
めぐり
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教祖様は度々、「めぐり」ということについて御理解下されていま
す。英訳教典を見ると、「めぐり」は「accumulated offenses(積み
重なった罪)」と訳されています。また、めぐりを取り払うという表
現には「The accumulated offenses will be cleared away like a
block of ice out in the sun(めぐりは、ひなたに氷のごとくお取
り払い下さるぞ)」というようなものがあります。「めぐり」は、先
祖代々または自身の生き方が難儀を生み出し、その難儀が自分自身や
さらに子孫へ受け継がれていくことを意味します。教祖様は、難儀の
原因は過去にあるとしても、今を生きる自分の問題として受けとめる
ことが大切であり、そのことを通してめぐりが取り払われると御理解
下さっています。
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■編集後記
今回のKICメールマガジンはいかがでしたか?金光る道「陽はまた
昇った」を読んで、寒いハワイで日の出を拝みたくなった人は多いの
ではないでしょうか。次のサプライズ異文化「動物園の楽しみ方の色
々」からは、お国が変われば動物事情もそれぞれ違うもの、まさにサ
プライズ異文化を感じました。また、GoGoKonglish! では「めぐり」
が取り上げられていました。私にはどれだけのめぐりが蓄積してるの
かと考えてみると、思い当たる節はたくさんあります。これ以上めぐ
りを積まないような、ご信心をさせてもらわねばなぁと思いました。
みなさんは、今回のメルマガをどう感じられたのでしょうか?
みなさんのサプライズ異文化をKICメールマガジンに紹介してみませ
んか?情報をお寄せください。それでは、次号をお楽しみに!!
■次号配信予定:2008年1月上旬
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