KICメールマガジン
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* 2011.1.5 発行 第56号 ******************
世界各地のみなさま、こんにちは。
KIC(金光教国際センター)のメールマガジンをお届けします。
KICならではの情報をお楽しみください。*******************************
みなさま、あけましておめでとうございます。KICの楠木信浩です。
2011年の幕開け、みなさまはどのような願いを立てられたのでしょう
か?
私の今年一年の願いは、出会いや発見を大切にたくさんのことを学ば
せてもらうことです。また、知らない土地を旅したいです。まあ、何を
するにも神さまを感じさせてもらうことが、肝心ですよね。
それでは、今年の初メールマガジンをどうぞ!■INDEX
【1】お知らせ&ニュース
◇オーストラリア集会◇
◇あなたの異文化体験を募集◇【2】金光(きんひか)る道をたどって
「オーストラリア集会をおもう」
大高亮子さん(オーストラリア・ローソン在住)【3】サプライズ異文化
「『いつものこと』といえるおおらかさ」
高橋真男さん(KIC職員)【4】Go Go Konglish!
「ままよ」******************************* -=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=
【1】お知らせ&ニュース
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◇オーストラリア集会◇
金光教国際センターは、12月4日(土)、5日(日)の二日間にわたり、
オーストラリア・シドニーにおいて、金光教オーストラリア集会を開催
しました。森本幸恵次長と越智晴江所員が出張しました。詳しくはコチラ→http://k-i-c.sakura.ne.jp/blog/tb.php?ID=23
◇あなたの異文化体験を募集◇
いつも当センターのメールマガジンを、お読みいただきありがとうご
ざいます。
読者のみなさまのサプライズな異文化体験を、募集しています。みなさまからの投稿を楽しみにしております。
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【2】金光(きんひか)る道をたどって
「オーストラリア集会をおもう」
大高亮子さん(オーストラリア・ローソン在住)-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=
5回目のオーストラリア集会に12月4、5日と参加させて頂きました。そ
の5回まで間には、仕事でこちらに赴任されていて帰国された方や家族5
人でアメリカに移られた方もありましたが、今回もまた和やかで心暖ま
る楽しい集会でした。
4日(土)には、森本、越智両先生の他、私を含む3名のシドニー在住
の信奉者が集い、越智先生のお話の後、和やかな交流がありました。5日
(日)の午前中には、お祝詞、献灯、献花があり、その後森本先生のお
話と続き、私の中に爽やかな風を感じました。また嬉しい事は、今回も
数人の教外からの参加があったことでした。その中のお2人は、シドニ
ー大学の宗教学科の研究生の方で、その内のひとりは今回で3回目の参加
でした。式典の後で、「とってもいい気持ちでした。体の中に振動が走
ったのを感じました」と感激されていました。それを聞いて私は、大変
熱いものを感じました。
午後には「金光さま−とりつぎ物語」のアニメーションの上映と、待
望の吉備舞と続きました。アニメーションのいいお話は、見るたびに心
に響きます。また涙ぐんでしまいました。吉備舞の由来を私は知らない
のですが、神秘の舞と言われるとおり、全身全霊を神様に向けてのお供
えの踊りと察し、深く感じ入りました。
今回はお若い2人の女性の先生がこちらに来てくださり、私には喜び
でした。なにかとっても新鮮な印象を受けました。ありがとうございま
した。
最後に、オーストラリア集会はどのような経緯ではじまったのかとい
う事を思います。色々な方の深い想いの中で、神様が手助けしてくださ
った結果なのだと思います。日本橋教会の畑ト先生は、オーストラリア
集会の開催をずっと願われていらしたと伺っていました。元国際センタ
ー所長の田中元雄先生も願って下さっていました。任期中に達成するこ
とは出来ませんでしたが、その後5回もこんなに意義のある集会をさせて
頂くことができました。国際センターの職員の方々を含め、色々な方の
熱い想いを神様が見守り助けて下さってこそ達成ができることだと思い
ます。
今振り返って参加者の方々それぞれの穏やかな顔、心和んだ顔を思い
出します。今回もまた、とっても心暖まる集会に集うことができて感謝
しています。本当にありがとうございました。-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=
【3】サプライズ異文化
「『いつものこと』といえるおおらかさ」
高橋真男(KIC職員)-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=
数年前、語学研修のために英国・ロンドンに滞在した時のこと。ある
日曜日、ロンドンから電車で2時間ほどの街に住んでいるご信者さんを
訪ねた。
駅に行くと、特急列車に乗るはずがバスに乗せられた。まだ、英語が
うまく聞き取れなかったが、どうやらアナウンスで、「列車はここでは
なく、ロンドン郊外の駅から出発する。そこまでバスで行く」と言って
いるようだ。確か、切符を買ったときには「列車はこの駅から出発する
よ」と言っていたような…なぜ、バスなのかなと思ったが、「まあ、バ
スで行くくらいだから、たいした時間はかからないだろう」とたかをく
くっていた。ところが、バスは1時間半も走った。列車が出発するとい
う駅に着くと、整備不良のため出発が遅れるとの案内が…。
ようやく列車は出発し、平日なら2時間ほどで着くところを5時間か
かって、やっと、そのご信者さんと会うことができた。遅れたことをお
詫びすると、その方は「いつものことですよ」と、まったく気にしてい
ない風。帰りは、その方の弟さんの自動車で、ロンドン郊外の地下鉄駅
まで送っていただいた。
すると今度は、地下鉄が動いていなかった。その夜に別のご信者さん
とも会う約束をしていたので、急いで電話を入れた。これまでのことを
話すと、その方曰く、「大変でしたね。休日は鉄道会社に出勤している
人が少ないから、普段よりも時間がかかります。地下鉄も同じで、止ま
ることもあります。突然、変則になるのも、いつものことです。」
英国に行く前は、ロンドンも東京のような大都市なので、鉄道に関す
る人々の感覚がそれほど違うとは思っていなかった。東京では列車が遅
れたりすると、客と駅員との間のトラブルを目にすることがある。でも、
ロンドンでは「いつものこと」と気にしない。このおおらかさは東京と
は全く違うなと感じた。-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=
【4】Go Go Konglish!
「ままよ」-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=
「ままよ」とは、広辞苑によると「施す方法がなく自暴自棄に陥った
時などに発する語。なんとでもなれ」とあります。では教祖様の仰る「
ままよ」もそうなのでしょうか。
教祖様は「〜ままよという心を出さねばおかげは受けられぬ。ままよ
とは死んでもままよのことぞ(理解V金光教祖御理解22)」と教えられ
ました。英語では“〜you must have a heart that accept everything.
In other words, you must have heart that accepts even death”と
翻訳しています。他にも「〜死んでもままよと、やけくそになって〜
(理解U近藤藤守42)」は“But by having an I-don’t-care-if-I-die
attitude,〜”とも翻訳しています。
「ままよ」は全てを受け入れる心、つまり死すらも受け入れる心だと
いうことが英訳からわかります。一切を神様に任せきるということなの
です。*******************************
■編集後記
今号のメールマガジンはいかがでしたか?
私は、私の好きな金光教ワードの「ままよ」について書かれた「Go
Go Konglish!」を読んで、改めて、教祖様がおっしゃった「ままよ」
の意味について考えさせられました。特に「死んでもままよ」とは強烈
です。その心境は計り知れない気さえします。「ままよという心」に少
しでも近づけるよう、日々精進して参りたいものです。
それでは、2011年がみなさまにとって、よい一年でありますように!
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
次回の担当は、森本次長です。■次回配信予定:2011年3月1日
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