KICメールマガジン

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** 2009.1.8 発行 第43号 *****************

世界各地のみなさま、こんにちは。
KIC(金光教国際センター)のメールマガジンをお届けします。
KICならではの情報をお楽しみください。

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あけましておめでとうございます。
KICの山田信二です。2009年の幕開けを元気にお迎えのこととお慶
び申し上げます。今年がみなさんにとって喜びみつる年となりますようにお
祈りいたします。
さて、金光教は立教150年の節年を迎えました。改めて、世界人類の助
かりを願っておられる神様のお心に思いを馳せ、KIC職員一同、神様の願
い成就に向けて努力してまいります。よろしくご指導のほど、お願いいたし
ます。
では、今年最初のKICメールマガジン(第43号)を、元気いっぱいお届
けします。

■INDEX
【1】ニュース
◇立教150年御礼祈願詞(英語、韓国語、ポルトガル語)完成◇   

◇森本所員、韓国へ出張◇

◇学院生大矢千嘉さん、KICで研修◇

【2】金光(きんひか)る道をたどって
「金光教ヨーロッパ集会」
デメルザ・パーネルさん(イギリス在住)

【3】サプライズ異文化
「四国八十八箇所巡拝」
バーニー・トムさん(アメリカ在住)

【4】Go Go Konglish!
くぼい所へ寄り、同じく水の寄るごとし

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【1】ニュース

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◇立教150年御礼祈願詞(英語、韓国語、ポルトガル語)完成◇
立教百五十年の節年を迎えて、金光教本部では御礼祈願詞を作りました。
詳細はこちらをご覧下さい↓↓
http://www.konkokyo.or.jp/eng/kic/php/blog/index.php?ID=144&cID=32

◇森本所員、韓国へ出張◇
12月18日から23日まで、現地信奉者との交流、派遣者との懇談を目的とし、
森本所員が韓国に出張しました。
詳細はこちらをご覧下さい↓↓
http://www.konkokyo.or.jp/eng/kic/php/blog/index.php?ID=145&cID=32

◇学院生大矢千嘉さん、KICで研修◇
金光教学院に在学中の大矢千嘉さん(アメリカ・サクラメント教会在籍)が、
冬期在籍教会実習の期間中、国際センターを訪れ、研修を行いました。
詳細はこちらをご覧下さい↓↓
http://www.konkokyo.or.jp/eng/kic/php/blog/index.php?ID=143&cID=32

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【2】金光(きんひか)る道をたどって
「金光教ヨーロッパ集会」
デメルザ・パーネルさん(イギリス在住)

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ある日、私は、金光教国際センターのウェブサイトを見つけました。その
とき、私と金光教がはじめて繋がったのです。私はよく「金光教は誰から教
えてもらったの?」と聞かれます。私の答えは、とてもシンプル。それは、
「Kami-Sama!」。
私は、幼いときから神さまの存在を強く感じていました。そして、神さま
を知りたくて仕方ありませんでした。だから、国際センターと出会い連絡を
取り合い始めたことは、私にとってありがたいことでした。私がいつも信じ
てきた親なる神さまを、他の人も知っていたのです。神さまは金光教祖にこ
の道の信仰を伝えました。そして、時がたち道は広がり、ついに神さまは、
世界の反対側にいた私を見つけてくださったのです! そして私は、もっと
神さまのことを知りたいと思いました。それから信心を一生懸命するように
なるのに時間はかかりませんでした。
金光教の信仰を始めた私は、数年前からロンドン集会に参加したかったの
ですが、体調が優れず断念せざるを得ませんでした。私がロンドンから遠く
離れたところに住んでいることも参加しにくい理由になっていました。しか
し、今年こそは参加したいと、必死になって神さまに向かい、「集会に参加
させてください」と心からお祈りしました。そして集会の当日、私はその場
に引き寄せられ、素晴らしい集会の一部始終に参加することができました。
集会に参加し、国際センターの山田先生と森本先生の親切や、集まった信奉
者と懇談できたことの喜びが、私の中から溢れ出しました。祭典は、信じら
れないほど感動的で、心の安らぎが私を包み込みました。特に山田先生の教
話、神さまへの献花、森本先生の美しい吉備舞が素晴らしかったです。集会
は、とてもフレンドリーでくつろげる雰囲気でした。まるで古くからの友人
の中にいるようでした。
私は、もう次の集会が楽しみでしょうがありません。(原文英語)

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【3】サプライズ異文化
「四国八十八箇所巡拝」
バーニー・トムさん(アメリカ在住)

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四国八十八箇所をめぐるお遍路は、私と妻のエミにとって、とても実りあ
る旅でした。行く先々で、人々の寛大さと親切に出会ったからです。四国に
住む人々にとって、お遍路さんを「お接待」することは当たり前のことのよ
うです。しかし、エミと私は、お接待を通して、私たちが旅を続けていくた
めのぬくもりとみなぎる力をいただきました。他のお遍路さんたちも、同じ
思いでした。
私は、このお接待を「思いがけない親切」と呼びました。それはしばしば、
予告なしに、そして予想外の場面で行われたからです。
私たちがもっともお接待を受けたのは、歩いている最中でした。車を運転
していた女性は、私たちがお遍路さんだと知ると、彼女が買い求めた菓子パ
ンが入った袋を私たちにくださいました。フェリーに間に合うように走って
いたとき、ある老婦人に引き止められ、冷たいものでも飲んでと500円を
いただきました。時間がなくて、「ありがとうございます」としか言えませ
んでしたが、彼女は満足げでした。あるとても暑かった日の暮れ、私たちが
道をとぼとぼ歩いているのを見かけたある男性は、彼の家の前で、私たちの
ために冷えた飲み物を用意して待っていてくれました。私は、冷たい飲み物
と彼の親切に、これまでにない心地よさを感じました。また、食堂で昼食を
食べていたときにお店の常連さんが代金を払ってくれたり、無料で自宅に泊
めてくださったりといったように、私たちは歩いている時でなくても、「お
接待」を受けました。
私たちは常に挨拶を交わしていました。もっとも感動したのは、子供たち
が学校へ行く道すがら、朝のあいさつをしてくれたことでした。遍路の全行
程を完歩しようとしているお遍路さん同士で挨拶を交わすことは、とても有
意義なことでした。
アメリカから来た、エミと私にとって、「お接待」は、当たり前のことで
はありません。アメリカでは、見知らぬ人が、袋いっぱいのみかんをくれる
ことなど、想像できません。それは、アメリカの文化にないことです。私は、
この「お接待」を受けることによって、親切にしてくれる人々はすてきだな
と思えるようになり、以前よりも世界はすばらしいと思えるようになりまし
た。そして、生かされていることとお遍路に行くことができたことに感謝し
ています。(原文英語)

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【4】Go Go Konglish!
くぼい所へ寄り、同じく水の寄るごとし

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金光教教典の「覚書」の明治8年(1875)の、神様からのお知らせに、
「唐 天竺 日本 くぼい所へ寄り、同じく水の寄るごとし。」というものが
あります。このお知らせには、「唐 天竺」の文字の上に、凹みの図柄と、そ
の凹みに流れ込む数本の線が記してあります。「くぼい所」というのは、周
囲よりも低く、落ち込んだところ、という意味で、神様は、図柄を通して外
国から日本に、何かが流れ込んでいることを示唆しておられるのです。
さて、このお知らせの英訳は、India China Japan “Like the way water
gathers into a depression, all the world's problems gather in this
Hiromae.”となっています。この英文は、「水がくぼい所に集まるように、
世界中の問題が、この広前に集ってくる」という意味になります。そう、こ
のお知らせは、日本語のまま英訳をしたのでは意味が通じないため、解釈を
加えているのです。
このお知らせの解釈には、二つの考え方があります。一つは、明治維新に
よって、日本に西洋文明が流入することへの功罪を含めた問題意識が表現さ
れている、というもの。もう一つは、唐、天竺、さらには日本をも含めた世
界中から、金光大神広前に人間の難儀が流れ込み、広前は助かりの実現が願
われる場となる、というものです。(『金光教教典用語辞典』より)英訳教
典では、二番目の解釈を取り入れて翻訳しているのです。

******************************* ■編集後記
今年最初のメルマガ、お楽しみいただけましたでしょうか。今年は、より
一層開かれたKICを目指していきたいと思います。メルマガの感想を含め、
みなさんの声をお聞かせ下さい。また近くに来られたときは、ぜひお立ち寄
り下さいね。お待ちしています。
次回のメルマガは、高橋所員が担当します。お楽しみに!

■次回配信予定:2009年3月

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