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** 2011.9.2 発行 第60号 ******************
世界各地のみなさま、こんにちは。
KIC(金光教国際センター)のメールマガジンをお届けします。
KICならではの情報をお楽しみください。
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残炎の候、みなさま、いかがお過ごしですか。KICの楠木信浩です。
やっぱり夏はかき氷! あの冷たいシャリシャリ感とシロップの甘さ
が絶妙に融合し、火照った身体に染み込む時の清涼感がたまりません。
私はこの夏、災害ボランティアに参加させて頂き、仮設住宅の駐車場で
食べたマンゴー味のかき氷の味が忘れられません。また幼少の頃、この
季節になると毎晩、家庭用かき氷機のハンドルを握りしめていた思い出
があります。大人になった今も密かに業務用の手回し氷削機を狙ってい
る有様です。かき氷って、食べるも作るも楽しいものです。
それでは、メールマガジン第60号をお届けいたします。
■INDEX
【1】お知らせ&ニュース
◇おめでとう!ブラジル・若葉太鼓◇
◇2011年北米区域信奉者大会が開催されました◇
◇金光学園生徒たちが韓国の春川女子高校(姉妹校)を訪問◇
◇イギリス・ドイツで集会を開催しました◇
◇Facebook、twitterのフォロワー募集!◇
【2】金光(きんひか)る道をたどって
「ニューヨークでの勉強会」
岡本さお美さん(米国・ニューヨーク州在住)
【3】サプライズ異文化
「タイからの贈り物」
木本雅史さん(KICインターンシップ研修生)
【4】Go Go Konglish!
「今月今日」
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【1】お知らせ&ニュース
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◇おめでとう!ブラジル・若葉太鼓◇
7月31日に行われた、第8回全ブラジル太鼓選手権大会で、クリチーバ
教会の梶原勝行先生が、ブラジルの将来に役に立つ人を育てたいという
願いで活動しておられる太鼓チーム・若葉が優勝しました。
詳しくはこちら↓
http://k-i-c.sakura.ne.jp/blog/tb.php?ID=35
◇2011年北米区域信奉者大会が開催されました◇
今年の北米区域信奉者大会は、金光教ロサンゼルス教会がホスト役を
務め、カリフォルニア州立大学サンタバーバラ校を会場に開催されまし
た。今年のテーマは、「取次−取次とは何か、なぜ取次をするのか、ど
のように取次をするのか」でした。
詳しくはこちら↓
http://k-i-c.sakura.ne.jp/blog/tb.php?ID=34
◇金光学園生徒たちが韓国の春川女子高校(姉妹校)を訪問◇
8月23日〜27日までの4泊5日、金光学園中学高等学校の生徒15名と
引率教師3名が、韓国の姉妹校である春川(チュンチョン)女子高校(
江原道春川市)を訪問しました。
詳しくはこちら↓
http://k-i-c.sakura.ne.jp/blog/tb.php?ID=36
◇イギリス・ドイツで集会を開催しました◇
7月14日〜26日に、山田信二所長と楠木信浩所員が、イギリスとドイツ
に出張し両国で集会を開催しました。ドイツでは、現地教師の古本清子
先生の協力を得ました。
詳しくはこちら↓
http://k-i-c.sakura.ne.jp/blog/tb.php?ID=33
◇Facebook、twitterのフォロワー募集!◇
現在、Facebook内に金光教国際センターのファンページがあり、当セ
ンターのニュースやお知らせなどの情報を流しています。Facebookユー
ザーの方がいらっしゃいましたら、ファンページ内にある「いいね(Li
ke)」ボタンをクリックしてください。
また、twitter上で、英語のみ教えをつぶやいています。興味のある方
は、是非、フォローしてください。
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どうぞよろしくお願いいたします。
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【2】金光(きんひか)る道をたどって
「ニューヨークでの勉強会」
岡本さお美さん(米国・ニューヨーク州在住)
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私たちニューヨークで金光教にご縁をいただく仲間の活動をご紹介し
ます。ニューヨークに教会はありませんが、金光大神東漸(とうぜん)
〜“To The East and Beyond”という前東京教会長・畑斎師の願いの下
に、1980年代から定期的に集会を開いています。年1〜2回教師を迎えて
祭典をお仕えするほか、2010年4月からは毎月『天地は語る』などを教
材に勉強会を開いています。通常は、3〜6人が参加します。そこでは、
さまざまな意見、たとえば、西洋文化の視点から見た教祖様の信心、翻
訳の問題点の指摘が出ることもあります。
2010年10月のニューヨーク集会に、サンフランシスコ教会初代教会長
・福田美亮師のご次男・信亮氏が参加して下さったことに敬意を表し、
福田師関連の本2冊を英訳しました。1冊目は、福田師の松本高校時代
の親友福林正之氏が1967年に記した『神様になった快傑』。新聞記者で
ある福林氏は、教外からの視点で、生き生きとした福田師の思い出を書
いておられます。2冊目は、福田師ご自身が書かれた『我が信心を語る
』。この2冊の初稿を、北米教団のRIC(Research, Information Com
mittee)が校正して下さり、そして今、ニューヨーク近郊に住む福田師の
お孫さんが最終確認を進めています。
福田師の本『抑留生活6年』やご伝記『金光大神』の英訳を一貫して
リードしてきた、カリフォルニア大学教授の宮井克己先生を6月19日の
勉強会にお迎えしました。福田師の学生時代の行状に現れた人間性、信
心とは無縁とみなされた福田師が後年金光教の優れたリーダーになった
のは何故か、福田師の性格/行動と周囲の環境を理解するのに必要な当
時の歴史/社会/文化/教育制度(特に旧制高校の意義)などを学ばせ
ていただきました。気心が知れた仲間同士遠慮なく意見を言える雰囲気
と、充分な時間的余裕の中で、有意義な議論、研修ができたことを嬉し
く思います。近くお手元に届くであろうこの2冊の本だけでなく、今後
もニューヨークから発信されるメッセージをお楽しみに!
※なお、勉強会のお知らせや記録などは、http://sites.google.com/si
te/konkofaithnyc/home (英語です)で公開していますので、興味のあ
る方はご覧下さい。
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【3】サプライズ異文化
「タイからの贈り物」
木本雅史さん(KICインターンシップ研修生)
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私が大学生の時の話です。当時私は学費を稼ぐため、新聞奨学生とし
て朝夕の新聞配達をしていました。同じ配達所に、タイから留学中の奨
学生がおり、私たちはとても親しくなりました。彼は母国に恋人を残し
たまま、日本に来ており、時々彼女から送られてくる手紙を楽しみにし
ていました。手紙が来ると、私が冷やかし、彼は得意げに手紙の内容を
読みあげる。それが我々の儀式でした。
そんな生活が一年ほど続いたある日、タイの彼女から、初めて手紙で
はなく一抱えほどの大きさのダンボール箱が届きました。
満面の笑みで私を呼び寄せる彼、いつもの儀式。厳かに箱を開け、ま
ず私の目に飛び込んできたのは、見慣れぬ数輪のドライフラワー。ロマ
ンチックな贈り物に、さて、どういう自慢が始まるかと彼を見ると、そ
の表情は蒼白。箱を持つ手も震えています。どうしたのか?と聞くと、
この花が何の花か知っているか?と彼。聞けば、日本における菊の如く、
タイではお葬式にて供えられる花とのこと。日本人である私には、その
ド派手な色の花束が、葬儀用とはとても信じられませんでしたが、そこ
は文化の違い。彼女は手向けの花をもって、二人の時の終わりを告げた
のでした。
花言葉に花占い、そして花束。国や文化は違えども、いつの時代も人
々は、儚くも美しい花々に自らの思いを託し、時にそれは言葉以上に雄
弁です。その日は友人たちを呼び集め、夜遅くまで飲みました。
後に、その彼女と彼が結婚したというのですから、人生もまた解らな
いものです。
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【4】Go Go Konglish!
「今月今日」
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「今月今日」とは、過去でも未来でもない今、現在の意味です。英訳で
は“this very day”と訳されています。
教祖様は「〜人間、我欲のためにわが心にちりが積もる。わが心わが
身が汚れぬように、心と体の掃除をするごとく、今月今日で信心しなさ
い(理解T山本定次郎56)」と仰っています。英語では“…Greed accu
mulates in people’s hearts like the dust that accumulates in th
e house. You must do the housecleaning of your heart and body to
keep dirt from accumulating. Practice faith on this very day.”
と訳しています。
また「今月今日で一心にたのめい〜(理解T市村光五郎1-11)」は“
On this very day pray with a single heart.”となっています。
“very”は(非常に、とても)という副詞で使われることが多いです
が、ここでは、“day”を強調する形容詞で「まさにこの日に」という意
味になります。
教祖様が、特別な日だけでなく、いつでも神様と共にあるのだから、
今月今日、この日この瞬間、心を改め、神に願えと強調されたことが、
はっきりと分かりますね。
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■編集後記
今回のメルマガはいかがでしたか?
私は、「サプライズ異文化」のまさかの展開に本当に驚いてしまいま
したが、その後二人のよりが戻って安心しました。
もう少し暑い日が続きそうですが、秋も間近です。食欲の秋、読書の
秋、スポーツの秋など、いろんな楽しみがあります。食いしん坊な私は、
やっぱり秋の味覚を楽しみたいなと思います。読者のみなさまは、どの
ような秋を過ごされるのでしょうか。
次回担当は、木本研修生です。
■次回配信予定:2011年11月1日
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