KICメールマガジン

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* 2010.11.2 発行 第55号 ******************


世界各地のみなさま、こんにちは。
KIC(金光教国際センター)のメールマガジンをお届けします。
KICならではの情報をお楽しみください。

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みなさん、こんにちは。書記の越智です。11月ですね〜。今年の秋は
例年より短く、秋が好きな私としてはちょっと残念です。しかも、ここ
数日の冷え込みで、一気に冬へ突入!と、なりそうです。
去年の10月に、KICの近くにある東京大学のキャンパスにふらふら
っと入って、正門から安田講堂へ続くイチョウ並木を歩きました。ドラ
マなどでよく撮影現場になっているのでご存知の方もおられると思いま
す。黄色く色づいたイチョウの葉っぱがひらひら落ちてくる中を歩くと、
気分は東大生。キャンパスにあるカフェで暖かいカフェモカを一杯飲み、
ほっこりして帰りました。
さて、今年はどこへ行こうかなぁ。
それでは、メールマガジン第55号をどうぞ〜。

■INDEX

【1】お知らせ&ニュース

◇韓国金光教が移転しました◇
◇オーストラリア集会のお知らせ◇

【2】金光(きんひか)る道をたどって
「人の助かりのお役に立つ」
ソランジェ・サンターナ・ドス・サントスさん
(ブラジル・リオ・デ・ジャネイロ布教所)

【3】サプライズ異文化
「山に生きる」
木原光代さん(東京都在住)

【4】Go Go Konglish!
「あいよかけよ」

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【1】お知らせ&ニュース

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◇韓国金光教の新しい住所のお知らせ ◇    
住所はコチラ↓↓↓
http://k-i-c.sakura.ne.jp/blog/index.php?ID=21

◇オーストラリア集会のおしらせ◇
2010年12月4日(土)、5日(日)にオーストラリア集会を開
催します。
詳しくはコチラ↓↓↓ 
http://k-i-c.sakura.ne.jp/blog/index.php?ID=22

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【2】金光(きんひか)る道をたどって
「人の助かりのお役に立つ」
ソランジェ・サンターナ・ドス・サントスさん
(ブラジル・リオ・デ・ジャネイロ布教所)

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2008年4月、私は、絵画教室の生徒だった大石多佳子先生に招待さ
れ、リオ・デ・ジャネイロ布教所の開所1周年記念祭に初参拝しました。
金光教には、自由さ、明るさ、温かさ、第一におかげの間違いなさを感
じています。
初参拝の2日前、夫がデング熱にかかって糖尿病との合併症を起こし、
緊急入院しました。教会へは「行けない」と伝えただけでしたが、先生
が神様にお願いして下さり、医者も驚く回復のおかげをいただき、参拝
することができました。その後、さまざまな問題についてお取次をいた
だき、ハンセン氏病を再発した娘婿が無事回復のおかげをいただいたり、
末息子がブラジル最難関の官営企業に採用されるといったおかげをいた
だきました。すると、今度は友人や知人から生活の様々な問題について
相談を受けたり、祈念を頼まれるようになりました。そして、その人達
もおかげを受け始め、私は神様のお働きを実感し信用を深めました。
以前の私は、問題が起こると「私は悪くない、相手が悪い」と相手を
責めていました。しかし、金光教と出合い、み教えを聞くうちに、すべ
てにお世話になって生かされて生きていることを学び、あらゆることに
感謝するようになりました。不平不満が少なくなり、家庭が円満になっ
て絆が深まり、近所付き合いや絵画教室も楽しい雰囲気になって、嬉し
く楽しい生活が送れるようになりました。家族や友人達も私の変化を喜
んでくれ、一緒に教会へ参拝する人もでてきました。昨年5月からは月
に一度、10名前後が集まって宅祭を仕えています。また、毎日の取り組
みとして、教会への電話お届け、ポルトガル語訳の『金光大神』や『天
地は語る』の勉強をしています。
多佳子先生からの招待は、神様からの招待でした。信心は祈念や教会
参拝することだと思っていましたが、日々の出来事を通してみ教えを実
行し、自らを改めていくことが本当の信心だとわかりました。まずは自
分が変わること、それこそが周囲の人達を助けることに繋がるのだと。  
私の亡くなった母は、民間信仰の信者で熱心に人々を助けていました。
その母の姿を通し、いつかは自分も人の助かりのお役に立ちたいと思っ
ていました。10月から2カ月という短い期間ですが、金光教学院での研
修を通して、このありがたい教えをもっと勉強し、自らの上に現し、人
の助かりのお役に立てるよう努力していきたいです。

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【3】サプライズ異文化
「山に生きる」
木原光代さん(東京都在住)

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ヨーロッパを旅行した時の事です。
私は、長距離列車に乗ってスイスからイタリアへ向かっていました。
私の横の席には、小さな男の子とお母さんが座っていました。
季節は9月の終わり頃。スイスでは街路樹がすっかり色づいていて、
晴れた日でも日陰は寒く、風も冷たく感じるような気候でした。
アルプスの麓の駅から、体の大きな女性が乗ってきてボックス席の私
の前に向かい合わせに座りました。寒さに慣れておられるのか、ノース
リーブでした。
列車が走り出すと、その女性はおもむろに、持ってきたバスケットの
中からフランスパン1本、生ハム、チーズ、リンゴとワインのボトルに
グラスを出して、もくもくと食事を始めました。
これはきっと日本で言う駅弁感覚なのだと思う事にして、気になるけ
ど、気にしないように、少し前に仲良くなった隣の男の子と遊んでいま
した。
するとその女性、お腹は満たされワインも飲んで列車に揺られて、す
っかりご機嫌で、軽い鼻歌が始まりました。
やっぱりちょっとおかしくって、私は笑ってしまいました。すると女
性は上機嫌になって、ドイツ語で身振り手振り交えていっぱいしゃべり、
私と男の子にリンゴをくれました。
「ダンケシェーン!(ありがとう)」と三人で喜んだのもつかの間。
いっぱい笑って暑くなったのか、何かしゃべりながら、走る列車の窓を
開けたのです。
そしたら風が「ビューーーーッ!!」
私たちは「ひゃーーーーっ!!」
大きな笑い声が風とともに耳に響き、アルプスに生きる女性のたくまし
さと豪快さを知ったのでした。

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【4】Go Go Konglish!
「あいよかけよ」

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「あいよかけよ」の英語訳はいろいろありますが、「Interdependent
relationship(互いに頼りあう関係)」という訳がよく使われています。
「あいよかけよ」は教典の中には4箇所に出てきます。理解U唐樋常蔵
の伝えの「あいよかけよで世は治まるのである」は「the world can be
at peace through aiyo kakeyo.」となっており、「あいよかけよ」は
日本語でそのまま使われています。これは翻訳された当時、「あいよか
けよ」という言葉は本教のキーワードであるから、そのまま使っていこ
うと考えられていたのでしょう。覚帳の中の「どちらもあいよかけよで
やりてくれい」は「Either way, the carpenter should work cooperat
ively with his client.」。「cooperatively with(協力的に)」と分
かりやすく言い換えてあります。本教のキーコンセプトである「あいよ
かけよ」の翻訳はとても重要なものと考えられており、これからもより
よい翻訳を求めていくことになるでしょう。

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■編集後記
メールマガジン、お楽しみいただけましたでしょうか?
私は、KICのスタッフの御用を頂いて、今月でちょうど1年になりま
す。1年前を思い返すと、慣れない毎日に追われていたけれど、毎日一生
懸命だったなぁと、目を細めたりして。今の私はどうか、と問いかけて
みると、生活に慣れた分、心は漫然となっているように思います。
「日々がさらです」と三代様はおっしゃいました。私の場合、まだま
だ「昨日の続きの今日」です。では、「昨日の続きの今日」をいかに「
あたらしい今日」にするか!
明確な答えは出ませんが、「ふし目や区切りを大切にして、感謝して
いく」ということに取り組んでいきたいと思います。
2010年も残りわずかとなりました。お体大切に充実した日々を送られ
ますように☆
次回の担当は、楠木所員です。

■次回配信予定:2011年1月初旬

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