KICメールマガジン

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** 2010.7.1 発行 第53号 ******************

世界各地のみなさま、こんにちは。
KIC(金光教国際センター)のメールマガジンをお届けします。
KICならではの情報をお楽しみください。

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こんにちは。KICの岡本寿美です。
今日、7月1日は、KICの誕生日です。設立17周年を迎えて、金光教
を世界の人たちの元にお届けすることができるよう、ますます頑張って
まいります。皆さまのご理解とご支援がいただけますよう、よろしくお
願いいたします。
それでは、メールマガジン第53号、スタートです。どうぞお楽しみ下
さい。

■INDEX

【1】お知らせ&ニュース

◇KICホームページが新しくなりました!◇

◇パラグアイ在住金光教教師・前原弘道さんが来所◇

【2】金光(きんひか)る道をたどって
「人材育成にかけた4年間」
岩井良一さん(パラグアイ・アスンシオン活動センター所員)   

【3】サプライズ異文化
「カルマをしよう!」
中村希和さん(KICインターンシップ研修生)

【4】Go Go Konglish!
「的なし信心・無的の信心」

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【1】お知らせ&ニュース

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◇KICホームページが新しくなりました!◇
当センターの活動をより一層皆さまにご理解いただくために、ホーム
ページ(日本語ページ)をリニューアしました。
詳しくはコチラ↓↓↓   
http://k-i-c.sakura.ne.jp/blog/index.php?cID=2

◇パラグアイ在住金光教教師・前原弘道さんが来所◇
6月25日にパラグアイ在住金光教教師の前原弘道さんが国際センターを
訪問され、パラグアイの社会情勢や金光教の活動について懇談しました。
詳しくはコチラ↓↓↓
http://k-i-c.sakura.ne.jp/blog/index.php?ID=12

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【2】金光(きんひか)る道をたどって
「人材育成にかけた4年間」
岩井良一さん(パラグアイ・アスンシオン活動センター所員)

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アスンシオン活動センターの御用を頂き、約4年が経とうとしている。
私は、ブラジル・サンパウロ教会に在籍しており、2ヶ月に1回パラグア
イに出張している。
パラグアイでの御用を始めてから、私は、出来るだけ若い人達との関
係を築きたいと願うようになった。そこで、祭典の準備や音楽係、スペ
イン語祭詞の奏上などを若い人達にお願いした。また共励会や個別の相
談も行った。このようなわずかなチャンスに「どうぞ、心に響く言葉を
伝えさせてください」と祈りを込めながら話しかけ続けた。しかし、2ヶ
月に1回の出張では、なかなかこちらの願いには手が届かず、どうしたも
のかと思案に暮れていた。
今年3月に出張した時、ある女性から「これからの人生、どこに向かっ
て進んで行っていいのか分かりません」と相談を受けた。その2日後、信
心に全く興味のなかったその女性は、親の後押しを受けて私の在籍する
教会に10日間の修行に来た。初めて触れる金光教、初めて体感する心の
世界に、日々明るさを取り戻し彼女は元気になっていった。また、同時
期に、パラグアイに住むある青年から「出来れば今すぐそっちに行き、
先生と直接話したい」と電話があった。神様が動きだされる時はこんな
時なのだろう。これまで滞っていた何かが突然流れ出したような、そん
な気がした。さらに、それに引き寄せられるように不思議な事が次々と
起こってきた。パラグアイに詳しい人を紹介して頂いたり、宗教嫌いで
有名な人が突然共励会に参加されたり。神様が、皆が驚くようなお働き
を見せて下さっているのだとしか思えなかった。
人材育成に力を入れて4年。ようやくパラグアイでの活動をサポートし
てくれる人達が育ち始めた。今後も、その人達と力を合わせ、金光教の
魅力をパラグアイの地で発信したいと願っている。また、今年から妻の
左知と共に出張することになった。彼女はパラグアイ生まれの日系2世で
あり、スペイン語を母国語としている。パラグアイ人への布教がもっと
積極的にできるであろう。現地化へ向けて更なる活動の展開が期待でき
そうだ。

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【3】サプライズ異文化
「カルマをしよう!」
中村希和さん(KICインターンシップ研修生)

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私が地元北海道に住んでいた時、同じ職場で働いていたアメリカ人女
性と友達になった。彼女は週末になると自家用車で、道内各地にいる仲
間に会いに行っていた。ちょうどその時期暇だった私は、彼女について
行くことにした。彼女の車はボロボロのワゴン車だった。車内で眠れる
ようにと、毛布やら何やらが、ぎっしりと積まれていた。
車を走らせている時、ふと、歩道にヒッチハイクの大学生が3人ほどい
るのが目に入った。私たちは「乗せてあげたいけど、この荷物じゃ無理
だね」と話し、通り過ぎた。少し走ったところで彼女が急に「カルマを
しよう!」と言った。「カルマ(Karma)はインドの言葉で、『行い』を
意味する。善い行為(カルマ)には、善い結果がもたらされるのよ。(
反対の意味もある)」と彼女は私に言った。彼女は仏教徒でもヒンズー
教徒でもない。自分とは違う宗教の言葉であっても、常に信仰的な考え
が身近にある彼女に驚いた。そして、善いことをしたいという気持ちは
どの国の人であっても変わらないことに気づかされた。それから私たち
は車を停め、車内を片付けて、彼らの居た所まで戻った。彼らを乗せ無
事に目的地で降ろし、お礼の言葉を聞くと、何かすがすがしい気持ちに
なった。
その後しばらくしてから、彼女が青森から九州までヒッチハイクする
ことになった。彼女はきっと大勢のカルマに助けられたことだろう。

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【4】Go Go Konglish!
「的なし信心・無的の信心」

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「信心は的なし信心ぞ。無的の信心ぞ」と金光教教典(理解T市村光
五郎1の伝え9)にあります。それが英訳教典には、“Faith is without
a goal. This means there are endless goals to attain.”と翻訳さ
れています。直訳すると「信心はゴールを伴わない。これは達成すべき
無限のゴールがあることを意味する」となります。「的なし信心」「無
的の信心」(神様からの広大無限のおかげに対して、人間判断で目標や
限度を定めてしまわない)の意味を汲み取るための意訳になっているの
です。つまり英訳教典では、「的なし」「無的」(目標や限度を定めな
い)の意味を、“endless”(終わりのない、永遠の、無限の)で表現し
ています。

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■編集後記
メールマガジン、お楽しみいただけましたか?
今年も、後半がスタート。東京は、夏本番に向けて、ぐんぐん気温も
高くなってきています。暑さに負けずに、元気に御用に使っていただき
たいと願っています。みなさんも、どうぞ、お大切に。
次回の担当は、中村研修生です。

■次回配信予定:2010年9月1日

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