KICメールマガジン

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   ** 2008.7.1 発行 第40号 *****************
   世界各地のみなさま、こんにちは。
   KIC(金光教国際センター)のメールマガジンをお届けします。
   KICならではの情報をお楽しみください。
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    ハッピーバースデー KIC! 今日7月1日に、KICは誕生15周
   年を迎えました。
    KICの楠木信浩です。いやーホントにありがたい。このような記
   念すべき日に巻頭言の担当を任せてもらえるなんて感激です。KIC
   は、連綿とこの15年の間、少しずつ姿、形を変え、「万国まで残りな
   く金光大神でき」という神様の願いを受けて、世界を視野に入れた活
   動を続けてきました。そんなKICの一員として御用頂いていること
   に、真の喜びが湧いてきます。KIC歴は1年と、まだまだ新米です
   が、これまでKICが積み上げてきた経験を学び、これからKICが向か
   うべき方向を考え、お役に立たせてもらえるように頑張りますので、
   どうぞよろしくお願いします。
    それでは、KICメールマガジン第40号をお送りいたします。
   
   ■INDEX
      【1】ニュース
        ◇2008年度KICインターンシップ研修が開始◇
        ◇ご霊地にて韓国人信奉者本部研修が実施◇
         ◇金光教教典追補、英訳進行中!!◇
   
      【2】金光(きんひか)る道をたどって
        「神様の働きは常識・道徳を超えた世界」
          秋山誠二さん(ブラジル モジダス・クルーゼス教会長)
   
   
      【3】サプライズ異文化
        「“Shaka” 〜常夏ハワイの優しいサイン〜」
          上坂真理絵さん(KICインターンシップ研修生)
         
      【4】Go Go Konglish!
          三千世界
   
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   【1】ニュース

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   ◇2008年度KICインターンシップ研修が開始◇
    3年前からKICでは、世界布教を担う人材を育成することを願っ
   て、インターンシップ研修生制度を実施しています。本年度は、2人
   の研修生を迎え入れました。研修期間は5月12日から11月11日までの
   予定です。
    研修生は、KICの活動内容を学び、実際に布教材の翻訳、英文ニュ
   ースレターやメルマガの編集などの実務を体験しているほか、国際的
   分野の講演会やシンポジウムに出席したり、日々研修に励んでいます。
   
    研修生2人の抱負は、コチラ↓↓↓
   http://www.konkokyo.or.jp/eng/kic/php/blog/tb.php?ID=122
   
   ◇ご霊地にて韓国人信奉者本部研修が実施◇
    創立8周年を迎えた韓国金光教は、さらなる展開を願い、韓国人信
   奉者の本部研修を実施した。今回の参加者は、20代2名と70代1名で
   年代別のプログラムが実施された。
   
    この記事の続きは、コチラ↓↓↓
   http://www.konkokyo.or.jp/eng/kic/php/blog/tb.php?ID=123 
   
   ◇金光教教典追補、英訳進行中!!◇
    ハワイで教典追補の第一次翻訳が完成したことを受け、KICで会
   議を重ねて内容を確認・検討してきました。現在、プロの翻訳家も加
   わって最終段階へと入っています。世界中の人々のお役に立つことを
   願って、着々と布教材の作成・翻訳を進めていきます。

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   【2】金光(きんひか)る道をたどって
      「神様の働きは常識・道徳を超えた世界」
        秋山誠二さん(ブラジル モジダス・クルーゼス教会長)
   
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    「誠二さん、布教に出たらすぐ人が集まる事を考えるが、そうじゃ
   ないばい。まず、あんたが助かりなさい。そして、夫婦の者が…、家
   族の者が…、その助かりの余波で人は助かり集まって来る。」
    この言葉は、16年前、私達秋山一家が南米ブラジル布教の折に、師
   匠から頂いたものです。
    続いて、「今、神様から『吹き流し』を頂くから、どんなに強い風
   が吹いてこようが自分の思いを出さず、その風に逆らわず、全ての事
   を受け入れて行く信心こそ神様の願いじゃろの」とも頂き、布教の庭
   に立たせて頂きました。
   
    只々、そのことに焦点を置かせて頂き、日々取り組みの積み重ねの
   中から、昨日も、ブラジル人が一家でお参りに来ました。もう12、3年
   続いています。また、ご大祭の参拝者の半分はブラジル人です。
    いつもこんな時、不思議に思うことですが、ブラジルの教師の中で
   一番ブラジル語が苦手なのは私です。そんな私になんでお参りして来
   るのだろうかと思うのですが、それは、言葉は分からなくても師匠が
   言われた、その助かりの余波で人は集まって来る、ということの実証
   ではないかと思います。
    今はおかげを頂いて、大祭の教話は、日系二世の方に同時通訳をし
   て頂いています。そして今、お広前を大きくしたいとの願いが信者の
   方達から立てられていることは、大変有り難いことと思います。
    もっと具体的に言えば、言葉も習慣も人種も法律も違うブラジルで
   生活して行く上で、様々な問題、事柄が起きて来ます。それに逆らわ
   ず、「あなたに力を…あなたにより本当な事を分からせたいばかりの
   神様の差し向け」として受けて行く時、金光教祖御理解第50節に「地
   が肥えておれば、肥をせんでもひとりでに物ができるようなものぞ」
   と言われる金光教的おかげの世界が広がって行くのだと思います。
    金光教祖御理解第3節の中に「願う氏子におかげを授け、理解申し
   て聞かせ」とありますが、金光教の布教のあり方は、この「願う氏子
   におかげを授け」という信心を先頭に立て、そして、「理解申して」
   というこの両輪がなければならないと思います。特に海外布教は…。
   その難しさを現場にてひしひしと感じております。いよいよ「理解申
   して」となる時に、もっともっとブラジル語の習得をと、日々勉強を
   欠かせません。
   
    まだまだ、神様の願いを現し切っていない私達の信心ですが、最近、
   私の師匠が言われた「助かり」、また、教祖様が「この道で世界を包
   みまわしたい」と言われたこの道とは、「天地書附」の内容である「
   おかげは和賀心にあり」、どういう中にあっても喜んでおれる心こそ、
   自分の助かりであり、この道とはこの和賀心の道である、と確信しま
   す。合掌

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   【3】サプライズ異文化
      「“Shaka” 〜常夏ハワイの優しいサイン〜」
        上坂真理絵さん(KICインターンシップ研修生)

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    常夏の国ハワイ。ハワイの人々はのんびりと人生を楽しむのが好き。
   そこに住む人々は温かく心が広く・・・身体もふくよか。
    信号機のない横断歩道。交差点に立っていると当たり前のように車
   は止まる。そして、ドライバーも通行人も、すかさず“Shaka”(シャ
   カ)。シャカとは、小指と親指を立てるポーズで、挨拶としても使わ
   れるが、これは英語でいうAllright!、Great!、Well done!などにあた
   り、ハワイのロコ(地元民)なら子供も大人もみな“Shaka”をする。
   
    ハワイで暮らし初めて三ヶ月ほど経った頃、始めての海外生活とい
   う事もあり少し疲れていた私。そんなある日、近くのスーパーでの小
   さな出会いから疲れを吹き飛ばす程の大切な気持ちを得た。買い物を
   し、レジに並んでいた私の両手にあったもの。それはパックに入った
   着色料の目立つ大きなケーキ二個とチョコレートにグゥヴァジュース。
   甘い物が大大大好きな私は、疲れたりストレスがたまると更に糖分が
   欲しくなる。商品をレジ台に置くと、後ろの老夫婦が物言いたげに、
   私を見た。目が合い、“Hi”と挨拶を交わすと、そのおじいさんは私
   に、まさかね、といった調子で明るく言った。“それ、君が全部食べ
   るのかい?”私は、いきなりの質問に少しとまどいながらも、“Yes?
   ”すると、奥さんの方を“やっぱり”といった感じで見て、サラリと
   私に言った。
    “It is too much cholesterol for you.”「それ、ちょっとコレス
   テロール高すぎるんじゃない?」
    日本では考えられない光景。さっきまで赤の他人、もちろん今もだ
   が、全くの他人の健康までを気にしてくれる人がそこにいた。日本の
   レジはというと、なんだかせかせかしていて、もちろん他人は他人。
   挨拶を交わすことはまずないし、他人だから別に何を食べようが関係
   ない。
    ここでは、広大な自然の中でゆったりと流れる時間が、人々の心の
   中に他者の事を考える優しい気持ちをも生み出すのだ。おせっかいと
   思う人もいるかもしれないが、私にとっては、やはり嬉しかった。
    いきなりの事で少しとまどいながらも、私の口から自然とこぼれた
   “Thank you.”その言葉に、わっはっは!と笑うおじさんの手には“
   Shaka”のサインがあった。

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   【4】Go Go Konglish!
         三千世界

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    「三千世界」という言葉は、もともと仏教用語で、教祖様は世界全体
   を表す言葉として用いています。英訳教典では、「三千世界」の訳と
   して、“world”や“universe”という言葉が使われています。“uni
   verse”とは、「宇宙」「全世界」「全人類」を指す言葉です。
    たとえば、“No one is aware of the blessings of Heaven and E
   arth which enable people to live. Kami shall have people becom
   e aware of the blessings of Heaven and Earth by having Konko D
   aijin be born throughout the world where the sun shines, in ev
   ery country, without exception.”(天地の間におかげを知った者な
   し。おいおい三千世界、日天四の照らす下、万国まで残りなく金光大
   神でき、おかげ知らしていたしてやる。)(「覚帳」26-22)というお
   知らせでは、「三千世界」を“throughout the world”と訳していま
   す。
    また、“Tenchi Kane No Kami is not only a kami-sama of Japan
   , He is the kami-sama that rules the whole universe.”( この神
   様は日本ばかりの神様ではありません。三千世界を御つかさどりなさ
   れます神様であります。)(理解?徳永健次3)という教えでは、「
   三千世界」を“the whole universe”と訳しています。
    天地金乃神様は、単に日本の神様だけでなく、全世界、全宇宙をつ
   かさどる神様なのですね。

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   ■編集後記
    今回のメルマガは、いかがでしたか?
    最近、KICはインターン研修生の2人を迎え入れ、賑やかになり
   ました。また、私には後輩ができ、いつまでも甘えられない状況で、
   共々にお育ていただきたいと、神様にお祈りする毎日です。
    15周年を迎えたKIC。これからもみなさまと一緒に歩んでまいり
   たいと願っております。みなさまから厳しいご指導ご鞭撻のほど、ど
   うぞよろしくお願いいたします。
    次号の担当は、久保田研修生です。どうぞ、お楽しみに!!
   
   ■次回配信予定:2008年9月1日
   
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