KICメールマガジン

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第50号

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2008年 第37号 第38号 第39号 第40号 第41号 第42号
2007年 第32号 第32号 第33号 第34号 第35号 第36号

 

 

 

 



   ** 2011.9.2 発行 第60号 ******************
   
   世界各地のみなさま、こんにちは。
   KIC(金光教国際センター)のメールマガジンをお届けします。
   KICならではの情報をお楽しみください。
   
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    残炎の候、みなさま、いかがお過ごしですか。KICの楠木信浩です。
    やっぱり夏はかき氷! あの冷たいシャリシャリ感とシロップの甘さ
   が絶妙に融合し、火照った身体に染み込む時の清涼感がたまりません。
   私はこの夏、災害ボランティアに参加させて頂き、仮設住宅の駐車場で
   食べたマンゴー味のかき氷の味が忘れられません。また幼少の頃、この
   季節になると毎晩、家庭用かき氷機のハンドルを握りしめていた思い出
   があります。大人になった今も密かに業務用の手回し氷削機を狙ってい
   る有様です。かき氷って、食べるも作るも楽しいものです。
    それでは、メールマガジン第60号をお届けいたします。
   
   
   ■INDEX
   
     【1】お知らせ&ニュース
        
        ◇おめでとう!ブラジル・若葉太鼓◇
           
        ◇2011年北米区域信奉者大会が開催されました◇
        
        ◇金光学園生徒たちが韓国の春川女子高校(姉妹校)を訪問◇
           
        ◇イギリス・ドイツで集会を開催しました◇
   
        ◇Facebook、twitterのフォロワー募集!◇
   
     【2】金光(きんひか)る道をたどって
        「ニューヨークでの勉強会」
        岡本さお美さん(米国・ニューヨーク州在住)
    
     【3】サプライズ異文化
        「タイからの贈り物」
          木本雅史さん(KICインターンシップ研修生)
   
     【4】Go Go Konglish!
        「今月今日」
   
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   【1】お知らせ&ニュース
   
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   ◇おめでとう!ブラジル・若葉太鼓◇
    7月31日に行われた、第8回全ブラジル太鼓選手権大会で、クリチーバ
   教会の梶原勝行先生が、ブラジルの将来に役に立つ人を育てたいという
   願いで活動しておられる太鼓チーム・若葉が優勝しました。
   
   詳しくはこちら↓
   http://k-i-c.sakura.ne.jp/blog/tb.php?ID=35
   
   ◇2011年北米区域信奉者大会が開催されました◇
    今年の北米区域信奉者大会は、金光教ロサンゼルス教会がホスト役を
   務め、カリフォルニア州立大学サンタバーバラ校を会場に開催されまし
   た。今年のテーマは、「取次−取次とは何か、なぜ取次をするのか、ど
   のように取次をするのか」でした。
   
   詳しくはこちら↓
   http://k-i-c.sakura.ne.jp/blog/tb.php?ID=34
   
   ◇金光学園生徒たちが韓国の春川女子高校(姉妹校)を訪問◇
    8月23日〜27日までの4泊5日、金光学園中学高等学校の生徒15名と
   引率教師3名が、韓国の姉妹校である春川(チュンチョン)女子高校(
   江原道春川市)を訪問しました。
   
   詳しくはこちら↓
   http://k-i-c.sakura.ne.jp/blog/tb.php?ID=36
   
   ◇イギリス・ドイツで集会を開催しました◇
    7月14日〜26日に、山田信二所長と楠木信浩所員が、イギリスとドイツ
   に出張し両国で集会を開催しました。ドイツでは、現地教師の古本清子
   先生の協力を得ました。
   
   詳しくはこちら↓
   http://k-i-c.sakura.ne.jp/blog/tb.php?ID=33
   
   ◇Facebook、twitterのフォロワー募集!◇
    現在、Facebook内に金光教国際センターのファンページがあり、当セ
   ンターのニュースやお知らせなどの情報を流しています。Facebookユー
   ザーの方がいらっしゃいましたら、ファンページ内にある「いいね(Li
   ke)」ボタンをクリックしてください。
    また、twitter上で、英語のみ教えをつぶやいています。興味のある方
   は、是非、フォローしてください。
   
   Facebook内金光教国際センターファンページ↓
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   twitter @konkokyo_kic
   http://twitter.com/konkokyo_kic
   
   どうぞよろしくお願いいたします。 
   
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   【2】金光(きんひか)る道をたどって
     「ニューヨークでの勉強会」
    岡本さお美さん(米国・ニューヨーク州在住)
   
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    私たちニューヨークで金光教にご縁をいただく仲間の活動をご紹介し
   ます。ニューヨークに教会はありませんが、金光大神東漸(とうぜん)
   〜“To The East and Beyond”という前東京教会長・畑斎師の願いの下
   に、1980年代から定期的に集会を開いています。年1〜2回教師を迎えて
   祭典をお仕えするほか、2010年4月からは毎月『天地は語る』などを教
   材に勉強会を開いています。通常は、3〜6人が参加します。そこでは、
   さまざまな意見、たとえば、西洋文化の視点から見た教祖様の信心、翻
   訳の問題点の指摘が出ることもあります。
    2010年10月のニューヨーク集会に、サンフランシスコ教会初代教会長
   ・福田美亮師のご次男・信亮氏が参加して下さったことに敬意を表し、
   福田師関連の本2冊を英訳しました。1冊目は、福田師の松本高校時代
   の親友福林正之氏が1967年に記した『神様になった快傑』。新聞記者で
   ある福林氏は、教外からの視点で、生き生きとした福田師の思い出を書
   いておられます。2冊目は、福田師ご自身が書かれた『我が信心を語る
   』。この2冊の初稿を、北米教団のRIC(Research, Information Com
   mittee)が校正して下さり、そして今、ニューヨーク近郊に住む福田師の
   お孫さんが最終確認を進めています。
    福田師の本『抑留生活6年』やご伝記『金光大神』の英訳を一貫して
   リードしてきた、カリフォルニア大学教授の宮井克己先生を6月19日の
   勉強会にお迎えしました。福田師の学生時代の行状に現れた人間性、信
   心とは無縁とみなされた福田師が後年金光教の優れたリーダーになった
   のは何故か、福田師の性格/行動と周囲の環境を理解するのに必要な当
   時の歴史/社会/文化/教育制度(特に旧制高校の意義)などを学ばせ
   ていただきました。気心が知れた仲間同士遠慮なく意見を言える雰囲気
   と、充分な時間的余裕の中で、有意義な議論、研修ができたことを嬉し
   く思います。近くお手元に届くであろうこの2冊の本だけでなく、今後
   もニューヨークから発信されるメッセージをお楽しみに!
   ※なお、勉強会のお知らせや記録などは、http://sites.google.com/si
   te/konkofaithnyc/home (英語です)で公開していますので、興味のあ
   る方はご覧下さい。
   
   
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   【3】サプライズ異文化
     「タイからの贈り物」
    木本雅史さん(KICインターンシップ研修生)
   
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    私が大学生の時の話です。当時私は学費を稼ぐため、新聞奨学生とし
   て朝夕の新聞配達をしていました。同じ配達所に、タイから留学中の奨
   学生がおり、私たちはとても親しくなりました。彼は母国に恋人を残し
   たまま、日本に来ており、時々彼女から送られてくる手紙を楽しみにし
   ていました。手紙が来ると、私が冷やかし、彼は得意げに手紙の内容を
   読みあげる。それが我々の儀式でした。
    そんな生活が一年ほど続いたある日、タイの彼女から、初めて手紙で
   はなく一抱えほどの大きさのダンボール箱が届きました。
    満面の笑みで私を呼び寄せる彼、いつもの儀式。厳かに箱を開け、ま
   ず私の目に飛び込んできたのは、見慣れぬ数輪のドライフラワー。ロマ
   ンチックな贈り物に、さて、どういう自慢が始まるかと彼を見ると、そ
   の表情は蒼白。箱を持つ手も震えています。どうしたのか?と聞くと、
   この花が何の花か知っているか?と彼。聞けば、日本における菊の如く、
   タイではお葬式にて供えられる花とのこと。日本人である私には、その
   ド派手な色の花束が、葬儀用とはとても信じられませんでしたが、そこ
   は文化の違い。彼女は手向けの花をもって、二人の時の終わりを告げた
   のでした。
    花言葉に花占い、そして花束。国や文化は違えども、いつの時代も人
   々は、儚くも美しい花々に自らの思いを託し、時にそれは言葉以上に雄
   弁です。その日は友人たちを呼び集め、夜遅くまで飲みました。
    後に、その彼女と彼が結婚したというのですから、人生もまた解らな
   いものです。
   
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   【4】Go Go Konglish!
     「今月今日」
   
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    「今月今日」とは、過去でも未来でもない今、現在の意味です。英訳で
   は“this very day”と訳されています。
    教祖様は「〜人間、我欲のためにわが心にちりが積もる。わが心わが
   身が汚れぬように、心と体の掃除をするごとく、今月今日で信心しなさ
   い(理解T山本定次郎56)」と仰っています。英語では“…Greed accu
   mulates in people’s hearts like the dust that accumulates in th
   e house. You must do the housecleaning of your heart and body to
    keep dirt from accumulating. Practice faith on this very day.”
   と訳しています。
    また「今月今日で一心にたのめい〜(理解T市村光五郎1-11)」は“
   On this very day pray with a single heart.”となっています。
    “very”は(非常に、とても)という副詞で使われることが多いです
   が、ここでは、“day”を強調する形容詞で「まさにこの日に」という意
   味になります。
    教祖様が、特別な日だけでなく、いつでも神様と共にあるのだから、
   今月今日、この日この瞬間、心を改め、神に願えと強調されたことが、
   はっきりと分かりますね。
   
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   ■編集後記
    今回のメルマガはいかがでしたか?
    私は、「サプライズ異文化」のまさかの展開に本当に驚いてしまいま
   したが、その後二人のよりが戻って安心しました。
    もう少し暑い日が続きそうですが、秋も間近です。食欲の秋、読書の
   秋、スポーツの秋など、いろんな楽しみがあります。食いしん坊な私は、
   やっぱり秋の味覚を楽しみたいなと思います。読者のみなさまは、どの
   ような秋を過ごされるのでしょうか。 
    次回担当は、木本研修生です。
   
   ■次回配信予定:2011年11月1日

 

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